北欧旅行(ノルウェー・デンマーク・スウェーデン)の風景写真 3日目
(2005年夏)
目次
スタバンガーの滞在を終え、3日目はスタバンガーからベルゲンに移動して、そこで4泊する。スタバンゲル港の出航時間は12:00。その時間までは、昨日は行かなかったスタバンガーの旧市街エリアを歩くことにした。スタバンゲル港からベルゲン港までは沿岸を通るフィヨルドライン社(Fjord Line)の高速船で約4時間かけて移動する。ただし、この航路は2014/1に運行を終了したとのこと。ベルゲンはノルウェー第2位の規模を持つ都市とのこと。町の歴史は古く、12~13世紀まではノルウェーの首都が置かれていた。ベルゲンの一番の見どころは世界遺産に指定されているブリッゲン。オリジナルは13世紀~16世紀にかけて、ハンザ同盟に加盟していた頃に建てられた建物である。ブリッゲンはフィヨルドライン社の船が到着した場所から海を挟んで反対側にある。その他、主な観光場所は港周辺に集まっている。船が到着後はブリッゲンと街の特徴を把握する程度に市内をぶらぶらすることにした。
スタバンガー
12時の出港まで、旧市街を中心に散策。旧市街は17世紀~18世紀頃に建てられた木造の家だとのこと。白い色で統一されている。世紀で書くとあまりピンと来ないけれども、17世紀といえば、少なくても300年以上前のことである。ということは、日本で言えば江戸時代前半。しかしながら、外壁が綺麗にペンキで白く塗られているので、とてもそんなに古いようには見えない。旧市街は小さなエリアであり、ゆっくりする場所も殆ど無いので、見学するのにはそれほど時間がかからない。余った時間は再びスタバンガーの新市街をウロウロする。
スタバンガー~ベルゲン
いよいよ、今回の旅行の2箇所目の滞在地であるベルゲンに向かって出発。12時に定刻通り船が出港した。スタバンガーからベルゲンまでの航路は大西洋を通ると思いきや、実際には氷河によって出来上がった複雑な形状のフィヨルドにある島々の港に寄港しながら行く。つまり、遠海には出ず、沿岸を通る。船の中には売店があって、ビールや軽食などを飲食できる。16時前になると、ベルゲンのブリッゲンが見えてくる。ブリッゲンがどこにあるか何となく頭のなかに地図があったので、調和がとれた建物をみれば多分あれがブリッゲンなのだろうとすぐに感じる事ができる。
ベルゲン
夕方近くなってベルゲンに到着。外はまだ明るい。フィヨルドラインの到着はベルゲン港を挟んで南側、そしてホテルは北側。まずは荷物を置きにホテルへ向かうために、ベルゲン港の周りをぐるっと廻る。ベルゲンは人口23万人、ノルウェー第2の都市とのことだが、人影はまばら。観光客もそれほど多く無い。しばらく歩くと、ブリッゲンが見えてくる。いかにも古そうな外観。数件の建物が立ち並び、通路が平行に何本か伸びている。早くブリッゲンに行きたいという気持ちを抑えて、ホテルまでの1km弱の距離を急ぐ。道中、驚いたのは横断歩道を渡ろうと意思表示を下だけで、車が停車して道を譲ってくれること。
ブリッゲン
ベルゲンの最大の見所はブリッゲン。ブリッゲンは世界遺産に登録されており、ドイツ・ハンザ商人の家や事務所等に使用されていた13~16世紀に建てられた建物の集合体とのこと。カラフルに塗装された2階建て・3階建ての木造の建物が計61棟立ち並ぶ。フランスやドイツの中世の街といえば、建物が石造りの場合が多いが、ブリッゲンは木造。これだけまとまった中世の建物群の中に足を踏み入れる、タイムスリップした気分に浸れる。現在は一部の建物がお土産物屋やレストラン等で使用されている。あまりの素晴らしさにかなり興奮。この日はブリッゲンの雰囲気を大雑把に味わう程度にして、街の特徴を大雑把に知るために市内に移動する。
ベルゲン
再びベルゲン市内を散策。9月上旬の北欧とあって、陽が長いので遅い時間まで明るい。夕飯を食べられるレストランを探してベルゲン港とベルゲン駅との間をウロウロする。人口約23万人の都市とのことだが、歩いている人は思ったよりも少ない。また、旅行の楽しみの一つに、現地の郷土料理を食べることがあるが、ベルゲンの街では北欧料理、少し妥協して欧州料理を食べられる店が殆ど見つからない。もともとレストランが少ない上に、レストランを見つけたと思ったら、インドカレーやピッツェリアばかり。インドとイタリア恐るべし。
参考ページ
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