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重要文化財に指定されている移築された城門の写真集



目次
一覧 本丸御殿・二の丸御殿
世界遺産 移築された城門
天守閣が国宝 日本100名城
天守閣が重要文化財 ヨーロッパ100名城
門・櫓が重要文化財


 残念ながら、後世に建設当時の場所から現在の場所に移築された城の建物のうち、国の重要文化財に指定され、且つ棟札等により移築前の城を特定できた建物は9件・5城(掛川城、膳所城、伏見城、坂本城、大光寺城)ある。また、移築前の城を特定できていないものの、移築されたとの伝承が残る城の建物は数多く現存する。
 油山寺の山門は1659年に建立された掛川城の大手二之門を明治初期に移築したものである。篠津神社表門は1600年頃に建立された膳所城の北大手門を明治初期に移築したものである。膳所神社表門は1655年に建立された膳所城の本丸大手門を明治初期に移築したものである。鞭崎神社表門は1600年頃に建立された膳所城の南大手門を明治初期に移築したものである。御香宮神社の表門は伏見城の大手門を1622年に移築したものである。福山城の伏見櫓は伏見城の松の丸東櫓を1620年に移築したものである。弘前城の北の郭北門 (亀甲門)は大光寺城の追手門を1610年に移築したものである。
 2014/9には伏見城の薬医門とされる興正寺別院(富田林御坊)の山門と、坂本城の門とされる聖衆来迎寺の表門が新たに重要文化財に指定された。国の重要文化財には指定されていないが、移築された城門は全国に多数存在する。
 また、一般的に3万石以下の城を持たない大名や上級の旗本は陣屋を構えた。 城は敵に攻め込まれた際の防衛と、指揮官の住居と、知行地の行政の機能を持つのに対して、陣屋は住居と行政の機能のみを持ち合わせていることが多かったとされる。陣屋についても国の重要文化財には指定されていないが、幾つかの現存する建物が存在する。琉球王国の城は移築も含めて全て取り壊されている。

写真集

篠津神社表門 (元 膳所城・北大手門) (重要文化財)
膳所神社表門 (元 膳所城・本丸大手門) (重要文化財)
鞭崎神社表門 (元 膳所城・南大手門) (重要文化財)
御香宮神社表門 (元 伏見城・大手門) (重要文化財) (京都)
福山城伏見櫓 (元 伏見城・松の丸東櫓)(重要文化財)


本丸御殿・二の丸御殿
日本100名城

参考ページ


商用写真



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