英語で話しかけられているときに、完全に理解せずにYES/OKと言うのは危険。理解できなければ、Pardonととりあえず言う。理解できたけれども、いやだなぁと思うときはNOと強く言う。おどおどすると向こうの言いなりになってしまう。旅行先では観光客からぼったくろうとする輩が多々いる。そういうものに対して弱気な態度を見せるとつけあがってくるだけである。運悪くそういう輩に目をつけられて、勧誘、押し売りされてしまった場合には、周囲に聞こえるくらい大きく強い口調でNOといって、商品をつき返す。それでもだめならば、NOを連呼してつき返す。たいていの場合それで大丈夫。
　トラベラーズチャックは多少レートが良いのかもしれないけれども、両替所を探す手間はかなり大変である。現金を持ち歩いても観光客が普通に行くようなところであればたいして問題ない。腹巻のようなものに現金・パスポートを入れて持ち歩けば基本的に落とす心配もないし、すられる心配もない。両替所を探す必要もない。ただし、スペインは白昼堂々と襲われ、強盗に身包みをはがされるので、この方法でも不安はいっぱい。場所にもよるが両替の際にパスポートを要求される場合がある。その場合はパスポートのコピーを差し出すと良い。いずれにしても、両替所は外から丸見えの場合が多いので、パスポート・現金を出し入れしているところを見られることのほうが危険だと思う。また、スリの対策としては集団で話に夢中にならない。人が密集するところは要注意。大して混んでいないのに擦り寄ってくる輩がいる場合には要注意。地図やガイドブックを見るときは壁際によって壁とは反対側を向いて見る。財布を持たずにポケットに直接入れてしまうのも良い。
　窓に丈夫な鉄格子が入っている家、店が多いところは特に夜になると治安が悪くなるところが多い。そのようなところに宿泊している際には、薄暗くなったら十分気をつけたほうが良い

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