東京都新宿区にある通称神宮球場は正式名称を明治神宮野球場と言い、明治神宮外苑内にある野球場である。所有者は宗教法人 明治神宮で、1926年に開場し、1962年、1967年、2007年と2013年などに大改修されて現在に至っている。建設されてから90年近くが経過したため、明治神宮外苑の再開発の一環として、明治神宮野球場の代替となる新たな野球場を2020年の東京オリンピック後に建設した後、神宮球場を解体する計画が2015年に東京都によって発表された。
 明治神宮野球場では東京をフランチャイズとするプロ野球チーム・ヤクルトスワローズの主催試合と、東京六大学野球連盟、東都大学野球1部リーグ、高校野球の東東京大会と西東京大会、全日本大学野球選手権大会、明治神宮野球大会、社会人野球などの試合が開催される。神宮球場を恒常的に利用する団体は東京六大学野球連盟が最初で、完成当初の1926年から途中で中断された時期があるものの今日まで試合を行っている。プロ野球は1962年から神宮球場を利用しており、東映フライヤーズが1962～1980年、国鉄スワローズが1964～1965年、サンケイスワローズが1965年、サンケイアトムズが1966～1968年、アトムズが1969年、ヤクルトアトムズが1970～1973年、ヤクルトスワローズ及び東京ヤクルトスワローズが1974年～現在まで明治神宮野球場を本拠地としている。
 また、すぐ近くには同じく野球場として1961年に完成した明治神宮第二球場がある。