C11・蒸気機関車(SL)の旅行情報と写真素材
産業遺産
目次
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歴史と見所
C11は1932~1947年に計381両が製造されたタンク式の蒸気機関車である。生産時期によって1 - 4次までのバリエーションがある。C11は主にローカル線の客車を牽引した。C11はタンク式であるため他の蒸気機関車よりも小型であることなどから使い勝手が良く、貨物列車用や入換用として蒸気機関車の末期まで多くのC11型蒸気機関車が残った。このような理由もあり、171号機、190号機、207号機、227号機、325号機の計5両が大井川鉄道、真岡鉄道とJR北海道により動態保存されている。また、大井川鉄道の312号機は1988年から2007年まで動態保存されていたが、老朽化のため運用が終了された。その他40両が静態保存されており、C11 1号機は青梅鉄道公園に保存されている。
機関車性能
全長 | 12,650mm |
全高 | 3,900mm |
車輪配置 | 1C2 |
動輪直径 | 1520mm |
シリンダー | 450mm×610mm |
ボイラー圧力 | 14.0kg/cm² |
ボイラー水容量 | 3.8m³ |
機関車運転重量 | 66.05t |
動輪軸重 | 最大12.40t |
燃料積載量 | 3.00t |
動輪周馬力 |
写真集 (C11 325)
真岡鉄道のC11 325号機は1946年に製造された4次形C11蒸気機関車である。C11 325号機は戦争中に製造されたため、大幅に簡素化されたことを特長としている。その後、1972年に廃車にされ、その後は静態保存されていたが、1998年に真岡鉄道が動態保存機として修理して復活させた。この修理の際に325号機の特徴的だった角型ドームを通常の丸型ドームに変更されている。
写真集 (C11 190)
大井川鉄道のC11 190号機は1940年に製造された3次形C11蒸気機関車である。C11 190号機は1974年に廃車にされ、その後は静態保存されていたが、2003年に大井川鉄道が動態保存機として修理して復活させた。
写真集 (C11 227)
大井川鉄道のC11 227号機は1942年に製造された3次形C11蒸気機関車である。C11 227号機は1975年に国鉄から除籍され、大井川鉄道に譲渡された。その後は大井川鉄道で動態保存機として運行されている。
写真集 (C11 207・SL冬の湿原号)
JR北海道のC11 207号機は1941年に製造された3次形C11蒸気機関車である。C11 207号機は1974年に廃車にされ、その後は静態保存されていたが、2000年にJR北海道が動態保存機として修理して復活させた。C11の207号機は北海道の濃霧の多い線区で使用されたため、視認性を確保するために前照灯を左右除煙板上に1基ずつ設置されていることが特長である。
写真集 (C11 312・2007年動態保存終了)
大井川鉄道でかつて動態保存されていたのC11 207号機は1946年に製造された4次形C11蒸気機関車である。C11 312号機は1975年に廃車にされたが、1988年に大井川鉄道が動態保存機として修理して復活させた。しかし、老朽化により2007年動態保存が終了し、静態保存されている。
参考ページ
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