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フランス・モナコ旅行の風景写真 2日目

- ニース ~ モナコ ~ ニース -
(2008年夏)


目次
1日目 成田 ~ ニース 8日目 トゥール ~ アンボワーズ ~ シュノンソー ~ トゥール
2日目 ニース ~ モナコ ~ ニース 9日目 トゥール ~ アゼ・ル・リドー ~ トゥール ~ パリ
3日目 ニース ~ マルセイユ ~ アヴィニョン 10日目 パリ ~ フォンテーヌ・ブロー ~ パリ
4日目 アヴィニョン ~ アルル ~ オランジュ ~ アヴィニョン 11日目 パリ ~ モン・サン・ミッシェル ~ パリ
5日目 アヴィニョン ~ ポン・デュ・ガール ~ ニーム ~ リヨン 12日目 パリ ~ ストラスブルグ ~ ナンシー ~ パリ
6日目 リヨン ~ トゥール 13日目 パリ ~ シャルトル ~ パリ
7日目 トゥール ~ ブロワ ~ シャンボール ~ トゥール 14日目 パリ ~ ベルサイユ ~ パリ


 2日目は午前中にニース、午後にモナコで衛兵交替式を見て、夕方にエズという駆け足プランを想定。途中の移動は行きのニースからモナコまでは路線バス、帰りのモナコからエズとエズからニースは電車という計画。平日ならばニースから2時間に1本程度ある112番に乗ればエズ村にいけたのだが、この日は日曜日のためニースからエズ村に直接行く路線バスは運休。電車でモナコにいてしまうと味気ない気がしたので、路線バスでまずはモナコに向かう。平日ならば100番もしくは112番でニースからモナコに行くことができるが、休日だったので長距離バスターミナルからマントン行きの100番のバス乗る。100番のバスは本数が多く、15分毎にある。ニースからモナコまでは所要43分程度。モナコが終点ではないし、途中色々な場所で停車するので、どこで降りるか迷う。でも、何となく人が一杯降りると感じて、それまでののどかな車窓から一変して高い建物ばかりになるところがモナコ。ちなみに、路線バスの100番もエズを通るが、こちらは電車の駅エズ駅に止まる。エズ村とは違い、エズ駅からエズ村へは急な坂道を30~45分程度登る必要がある。バスの時刻表はこちら
 モナコからエズへは約1時間に1本。
 ニースは街を楽しむと言うよりも、南仏の高級リゾートを楽しむ場所と言った印象。モナコは超高級感が随所に漂っており、世界のセレブが見ている景色をちょっぴり堪能する場所と言った印象。

ニース市街

 今日はニース、エズ、モナコと3都市を一気に回りたかったので、早起きしてフランス観光を開始。街がまだ眠っていて、日曜日ということもあってか人は殆どいない。日本からの移動直後なので、時差で体が若干辛い。明日アヴィニョンに移動することを考えて駅の近くにホテルをとっていたので、まずはホテルの近くのニース駅から散策を開始。この辺りは新市街にあたる。ニース駅からニース・ガリバルディ広場までの道沿いが比較的栄えていて、店が多い。路面電車もその道を通る。ニース駅からニース・ガリバルディ広場まで路面電車の通りに沿って歩き、ニース城へ向かう。

ニース城

 ニース城の階段を登って頂上を目指す。途中、噴水や建物の遺構がところどころ残る。頂上は展望台になっていて、ニースの屋根が茶色で統一されている旧市街や新市街、濃紺から水色まで変化に富んだ地中海、プロムナード・デザングレ、ビーチがとても良く見える。ニースにあるどんな建物よりもこちらのほうが高いので景色は非常に良い。帰りは違った道で降りる。ニース城は中世の城を感じさせるようなものが殆ど残っていない。残念。しかも、ニース城は18世紀初期に造られた城らしい。と言うことは近世…ニース城への登山道は何箇所からあるようだ。驚くことにエレベーターも設置されている。

ニース市街

 ニース城から旧市街を上から一望した後は、階段を降りて街を散策する。旧市街というが、それほど古い感じがしない街である。城と同じく近世の街といったところか。しかも、この辺りはあまり南仏の高級リゾートを感じさせない庶民的な感じ。旧市街は小さいのですぐにまわれてしまう。せっかくなので、地中海岸沿いに全長3.5kmの大通りであるプロムナード・デザングレを少しばかり歩く。あいにくのどんよりとした空模様と、ちょっぴり気温が低いのでウキウキ気分も低め。そうこうしているうちに良い時間になってきたので、長距離バスターミナルに向かってモナコに向かう。

モナコ市街

 気づくとモナコに到着。何となくモナコについた気がしたので、流れに乗ってグランカジノに近いOffice de Tourismeのバス停で下車。どうやら100番のバス停はモナコにいくつかあって、ニース川からモナコ墓地、宮殿裏のアルム広場、モナコ港に近いStade Nautique、グランカジノに近い観光案内所、ムーラン広場等にあったようだ。車内放送が無いからピンポイントでそこで降りるのは難しい。幸いにして、行きたかったモンテカルロ地区のグランカジノからモナコの散策が始まる。この辺りから見るフランスの山や庭園とマンションのバランスがとても良く、上品でとても美しい。 太閤宮殿前で行われる衛兵交替式にはまだ時間があったのでF1コース上を歩いてみる。グランカジノのすぐ裏手にはF1グランプリで有名なモナコのヘアピンカーブがある。知ってのことか、片道1車線通行の割りには、この道を通る車が多い。途中、アルベール1世大通りを通って海岸沿いを歩き、モナコ地区にある王宮に向かう。

モナコ公国・大公宮殿 (Palais Princier)

 モナコの王宮内部は夏季のみの限定公開で、写真撮影禁止。衛兵交替式は宮殿前の広場で毎日11:55~行われる。少し早めに太閤宮殿前に到着。見学場所を確保する。白い服を着た衛兵達が大公宮殿前からやって来る。しばらくすると、反対側の方からも衛兵達がやってきて、儀式を交わす。するとそれぞれが入れ替わって、一方は城の中に入り、もう一方は帰っていくという流れ。衛兵たちはどこから来たのかと思って、後を追うとワゴン車に乗り込んでいた。狭いと思っていたモナコにして、衛兵たちはどこから来るのやら。疑問は晴れず。パレード自体は意外にあっさり終了。

モナコ市街

 衛兵交替式が終わったころには空はすっかり青空に変わっている。太閤宮殿前の広場があるモナコ地区は高台にあるので、そこから見るモナコ港やモンテカルロ地区は圧巻。目に見える範囲の価値は一体いくらになるのだろうというくらい、見るからに高級そうなものばかり。マンション、クルーザー…。モナコ地区を更に置くまで進み、カテドラル(モナコ大聖堂)、海洋博物館前などを通って、モナコにあるもう一つの港モナコ・ポール・ド・フォンヴィエイユを歩く。こちらの景色も負けずと劣らず高級マンション、高級クルーザーが並んでいる。その後、アルム広場を通って、モナコ港沿いを散策する。走行しているうちに歩き疲れたのでモナコ散策を終了。駅に向かう。

ニース市街

 モナコからエズまでは電車で向かう。あいにく電車が行ったばかりだったので次の電車まで待つことになる。のんびりしていたところに、電車が到着。予め調べておいた時間や、駅に掲載している時刻表を良く見ずに電車に乗る。エズを通過…どうやらECつまり特急だったらしい。そんなわけで、モナコの次の停車駅はニース。時間が時間だったので、再度電車に乗ってエズまで行くとちょっと観光に適した時間が終わってしまうので、泣く泣くエズに行くことは諦める。気分を変えて約10年前に来た時には歩かなかったニースの海岸をプロムナード・デザングレに沿って散歩することにした。朝のどんよりとした空模様は嘘のように、空は快晴。9月というのにコート・ダジュールのニースにはビーチで日光浴をする人がいっぱい。さすが高級リゾート地。


1日目 成田 ~ ニース
3日目 ニース ~ マルセイユ ~ アヴィニョン

参考ページ


商用写真



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