本願寺大書院庭園の歴史と写真素材
世界遺産・特別名勝・史跡
歴史と見所
西本願寺は浄土真宗本願寺派の総本山である。1272(文永9)年に親鸞の娘覚信尼が聖人の廟所(墓地)のあっる東山大谷に創建した大谷廟堂が起源となり、3世覚如の時代に本願寺と称した。1591(天正19)年に豊臣秀吉が寺地を寄進し現在地に移した。伽藍は移転後直ちに整えられ、寛永10年(1633)頃にはほぼ今日に近い姿となった。
御影堂と本堂はともに国の重要文化財で、滴翠園に建つ国宝の飛雲閣は聚楽第の遺構として有名である。また、伏見城の遺構で虎渓の庭と呼ばれる大書院の庭園、唐門、北能舞台など桃山文化を伝える国宝建造物が立ち並んでいる。大書院は上下両段に分けられ、その境の欄間に雲中飛翔の鴻の鳥彫刻があるので鴻の間ともいう。さらに、上段・上々段の床を設け、違棚・附書院・帳台構など華麗重厚なこの書院は、わが国の書院建築を代表する大書院である。飾られている障壁画はいずれも狩野了慶の筆である。
大書院庭園は桃山時代の庭園様式や手法を伝える、広さ760平方メートルの枯山水式庭園で、近年の調査で作庭は江戸時代初期とされ、1955年に本願寺大書院庭園として国の特別名勝に指定された。庭園は北東部分に2個の巨石を立てて、山にかかる枯れ滝を作っている。ここでの水の流れは10センチ大の石を並べて荒々しさを表し、下流から大海に向かう部分は小さな白砂を集めて、とうとうと流れる趣を表現している。庭園は御影堂を借景にしている点が特徴で、雨に濡れ深緑に輝く木々の奥に御影堂がそびえる。御影堂の大きな屋根を中国江西省にある廬山に見立てている。廬山は4世紀(晋代)に高僧慧遠が白蓮社と呼ばれる念仏集団を作って以来の仏教の聖地である。廬山には多くの景勝があるといい、その中の一つ、虎渓の景観を模してつくられたことからこの庭園を虎渓の庭と名付けられた。庭の中央には大海に浮かぶ島のような亀島と鶴島がある。
拝観は月に数日しか行われていない。平成6年(1994)にはユネスコの世界文化遺産「古都京都の文化財」のひとつとして登録されている。西本願寺は慶応元(1865)年から約2年間、新選組の屯所があった場所としても知られている。さらに西本願寺には伝道院と呼ばれるインド風の建築物もあることで有名である。
御影堂と本堂はともに国の重要文化財で、滴翠園に建つ国宝の飛雲閣は聚楽第の遺構として有名である。また、伏見城の遺構で虎渓の庭と呼ばれる大書院の庭園、唐門、北能舞台など桃山文化を伝える国宝建造物が立ち並んでいる。大書院は上下両段に分けられ、その境の欄間に雲中飛翔の鴻の鳥彫刻があるので鴻の間ともいう。さらに、上段・上々段の床を設け、違棚・附書院・帳台構など華麗重厚なこの書院は、わが国の書院建築を代表する大書院である。飾られている障壁画はいずれも狩野了慶の筆である。
大書院庭園は桃山時代の庭園様式や手法を伝える、広さ760平方メートルの枯山水式庭園で、近年の調査で作庭は江戸時代初期とされ、1955年に本願寺大書院庭園として国の特別名勝に指定された。庭園は北東部分に2個の巨石を立てて、山にかかる枯れ滝を作っている。ここでの水の流れは10センチ大の石を並べて荒々しさを表し、下流から大海に向かう部分は小さな白砂を集めて、とうとうと流れる趣を表現している。庭園は御影堂を借景にしている点が特徴で、雨に濡れ深緑に輝く木々の奥に御影堂がそびえる。御影堂の大きな屋根を中国江西省にある廬山に見立てている。廬山は4世紀(晋代)に高僧慧遠が白蓮社と呼ばれる念仏集団を作って以来の仏教の聖地である。廬山には多くの景勝があるといい、その中の一つ、虎渓の景観を模してつくられたことからこの庭園を虎渓の庭と名付けられた。庭の中央には大海に浮かぶ島のような亀島と鶴島がある。
拝観は月に数日しか行われていない。平成6年(1994)にはユネスコの世界文化遺産「古都京都の文化財」のひとつとして登録されている。西本願寺は慶応元(1865)年から約2年間、新選組の屯所があった場所としても知られている。さらに西本願寺には伝道院と呼ばれるインド風の建築物もあることで有名である。
写真集 (庭園)
庭園の写真はなし
写真集 (その他)
アクセスと旅行情報
拝観料・入場料・料金 | 無料 |
時間 | 6:00~17:00 (11月~2月)、5:30~17:30 (3・4・9・10月)、5:30~18:00 (5月~8月) |
休み | なし |
アクセス・行き方・交通 | JR京都駅から徒歩20分 |
駐車場 | 無料 (300台) |
周辺地図・マップ | mapion |
住所 | 京都市下京区堀川通花屋町下ル |
その他 | 御影堂は解体修理中 (2008年12月完成予定) |
特別名勝
参考ページ
商用写真
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